ゆめ和の保育で大切にしていること

ゆめ和の保育で大切にしていること

「生活保育」とは
…家庭での日々の生活(食事作り・掃除 等)を五感で感じ、生活で起きたことに対する“気付き”にじっくりと向き合い、それを知恵として得ていくこと。

 日々の生活の中で「人として必要な力」「生きる力」を養う保育を行っています。
大人が一方的に教える保育はしていません。職員一人ひとりが、子どもの“なんで?”“どうして?”の言葉に耳を傾け、子どもの気付きを丁寧に受け止め“一緒に体験すること”を大切にしています。
 保育所は昼間の家庭です。四季を通し、日本の伝統文化に触れ、子ども一人ひとりがゆったりと過ごせる環境作りを心掛けています。何より「たくさん遊んで」「美味しい食事(給食)を食べる」「お腹いっぱいになったら、ゆっくり休む(午睡)」を大切にしています。

1.食事
 食を大切にしています。嫌いなものを無理に食べさせることはしません。出汁にこだわり、旬の食材を取り入れた食事を子ども達も職員も楽しみにしています。幼児クラスになると「きょうの出汁は〇〇だね!」と出汁の味が分かる子もいます。冬になると出てくる土鍋で提供される鍋料理は大人気です。
 また、保育士や給食職員も子ども達と“一緒に食べること”を大切にしています。一緒に食べることで、食器や食具の持ち方、マナー等を学びます。メニューにより食器の使い分けをしたり、目の前で調理をしたりして、子ども達の「食べたい!」に繋がるような工夫をしています。

2.遊び
 天気が悪くない限り外に出て遊びます。様々なことを吸収する乳幼児期には、子ども達が外で体を動かして遊ぶことが重要だからです。
 特に歩くことを大切にしています。歩くことは全身運動です。体の基礎を作り体幹が鍛えられるため、姿勢も整い酸素を十分に体に取り入れられるようになるので、呼吸器系も強くなり体が丈夫になります。
 怪我が起きないための環境設定には力を入れていますが、どうしても怪我をしてしまうこともあります。件数も決して少なくありません。転んだり、つまずいたりする中で、“自分の身体を自分で支えられる”ことを大切にしています。
 近隣の公園への散歩はもちろん、恵まれた自然の中で虫探しをしたり、木の実を見つけ園に持ち帰り、図鑑で調べたり、紙に貼り付けたり製作に繋がることもあります。
 幼児クラスは野島公園への潮干狩りや山道を歩き鷹取山にも出かけます。2歳児でも3月には片道2キロを軽く歩きます。

3.読み聞かせ
 テレビやDVDを見せる保育はしていません。また、“字”を書くことは教えていません。その分、年齢、その時の子ども達に伝えたいことや、興味に合った内容の絵本を保育士が選び、たくさん読み聞かせをしています。子ども達は本の中の一枚の絵を読み取り、そこから言葉を獲得し、想像し、見て、聞く…更に、自分の頭で考え自分の言葉で話をしようとする力を身に付けています。

4.清潔
 アレルギーや呼吸器系の弱いお子さんにとって“ほこり”は天敵です。子ども達の身体を守るために毎日こまめに掃除をして、子ども達が気持ちが良いと感じて快適に過ごせるようにしています。
 清潔を心掛け感染予防に努めています。


 ゆめ和の保育は一つ一つに意味があります。クラス名にも意味があり、発達を表した名前になっています。

 全職員がそれぞれの職種を活かし、互いに協力し合いチームで仕事をして子ども達に関わっています。

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